「最近、ガソリン代が高くなっている」
「ガソリンの減りも早くなっている気がする」
「少しでもガソリン代を抑えたい」
車を運転していると、このような悩みを抱えることがあります。
燃費をよくする走り方を知らないまま、いつも通りの運転を続けていると、余計な燃料を消費してガソリン代がかさんでしまうかもしれません。
そこでこの記事では、車の燃費をよくする3つの走り方を紹介します。
また、走り方以外でできる燃費対策も紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
車の燃費をよくする3つの走り方
車は、停止した状態から動き出すときや、加速するときに多くのエネルギーを使います1。
そのため、急な発進や無駄な加減速をできるだけ減らすことが、燃費をよくするポイントです。
それでは、具体的にどのような走り方をすればよいのかを見ていきましょう。
1.発進するときはアクセルをゆっくり踏む
発進するときは、アクセルを一気に踏み込まず、穏やかに加速しましょう。
環境省で推奨しているのは、発進から最初の5秒で時速20km程度になる「ふんわりアクセル『eスタート』」です2。
このような穏やかな発進を心がけるだけでも、10%程度の燃費改善が期待できるとされています。
ただし、「ふんわりアクセル」とは、必要以上にゆっくり発進することではありません。
周囲の交通の流れに合わせながら、スムーズに加速することを意識しましょう。
2.一定の速度を意識する
ひんぱんに加減速をせずに一定の速度で走ることも、燃費向上に役立ちます3。
そのためには、走行中は前の車との車間距離に余裕を持つことが有効です。
車間距離が短いと、前の車が少し減速しただけでもブレーキを踏むことになるでしょう。
その後、再びアクセルを踏んで加速するため、無駄な加減速が増えてしまいます。
前の車の挙動にあまり左右されないように、余裕を持った車間距離で走りましょう。
3.道路状況を先読みして早めにアクセルを離す
前方の信号が赤になった場合や、工事や渋滞、路上駐車などで減速や停止が必要になることが分かるなら、早めにアクセルから足を離しましょう。
停止や減速が必要だと分かっているのにアクセルを踏み続け、その後に急ブレーキを踏むと、加速に使った燃料が無駄になってしまいます。
道路状況を先読みして必要のない加速を避け、ムダにアクセルを踏まない運転を心がけましょう。
走り方以外で燃費をよくする4つの方法
燃費を改善する方法は、運転の仕方だけではありません。
ここからは、走り方以外でできる4つの方法を紹介します。
1.渋滞を避けて時間に余裕を持って出発する
燃費をよくするためには、渋滞に巻き込まれないような心がけも大切です。
渋滞に巻き込まれて停止と発進を何度も繰り返すと、燃費を悪くすることにつながります。
出発前にカーナビや交通情報を確認し、できるだけ渋滞を避けられるルートを選ぶようにしましょう。
また、渋滞が解消したあとに焦ってアクセルを踏み、スピードを出し過ぎたりしないように時間に余裕を持って出発することも有効です。
燃費の向上とともに安全運転にもつながります。
2.エアコンを適切に使う
車のエアコンは、使い方によって燃費に影響します。
冷房を使うときは、必要以上に設定温度を下げて車内を冷やしすぎないようにしましょう。
ただ、「燃費のためには何℃に設定すればよい」という明確な基準はありません。
環境省でも具体的な設定温度は示しておらず、「車内を冷やしすぎないように」としています4。
注意したいのは、燃費を気にしすぎて暑い日に冷房を我慢することです。
一方、暖房だけが必要な場合は、エアコンをOFFにすることで燃料の消費を抑えられます。
これは、車の暖房はエンジンの排熱を利用して車内を暖めるため、エアコンをOFFにしたままでも使用できるのが理由です。
ただし、窓ガラスが曇ったときなど除湿が必要な場合は、暖房時でもエアコンをONにしましょう。
雨の日など、湿気が高いときの窓ガラスの曇りとりに非常に有効です。
3.タイヤの空気圧を適正に保つ
空気圧が不足すると、道路とタイヤの抵抗が増えて燃費が悪化します。
適正な空気圧は、運転席のドア付近などに表示されている『車両指定空気圧』 を確認しましょう。
タイヤの空気圧は、適正値より50kPa(キロパスカル)不足すると、市街地で2%、郊外で4%ほど燃費が悪化するとされています5。
なお、タイヤの空気圧は時間の経過とともに低下するため、定期的に確認することも大切です。JAFでは、少なくとも月に1回程度の点検を推奨しています。
自分で確認するのが難しい場合は、給油の際にガソリンスタンドのスタッフへお願いしてみるのもよい方法です。
4.不要な荷物を積みっぱなしにしない
車内や荷室に、普段使わない荷物を積みっぱなしにしていないでしょうか。
荷物が増えて重くなるほど、車を動かすために必要なエネルギーも増えます。
100kgの荷物を載せて走行すると、燃費が3%ほど悪化するとされています6。
一度車内を整理して、しばらく使う予定がないものは車から降ろしておくのがよいでしょう。
まとめ
燃費をよくしたいからといって、極端に速度を落としたり、周囲の交通の流れを無視してゆっくり発進したりする必要はありません。
燃費のよい走り方とは、単純に速度を落とすことではなく、急発進や急加速、ひんぱんな加減速などを減らすことです。
また、エアコンの使用を我慢して体調をくずし、運転操作に支障をきたすのは非常に危険ですので注意しましょう。
この記事に書かれていることを、すべて一度に実践する必要はありません。
まずは次に車を運転するときに、いつもよりも少し丁寧なアクセル操作を意識することから始めてみてはいかがでしょうか。
1 JAF「発進時のエコ運転術」
2 環境省「エコドライブ10のすすめ」
3 JAF「走行時のエコ運転術」
4 環境省「エコドライブ10のすすめ」
5 環境省「エコドライブ10のすすめ」
6 環境省「エコドライブ10のすすめ」



