Fooocus-MREの画像表示エリアの下部にある「Image-2-Image」チェックボックス。
この項目は「読み込んだ画像をベースに、新しい画像を生成する」場合に使うスイッチです。
☑ OFFの場合:プロンプトのみで生成
Image-2-ImageのチェックをOFFにすると、Fooocus-MREは普通の「Text to Image」モードとして動作します。
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完全にゼロからAIに作ってほしいとき
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テキストだけで自由な構図・画風で描かせたいとき
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Seed値で構図を調整しているとき(画像との整合性が必要ない)
☑ ONの場合:画像をベースに生成
Image-2-Imageにチェックを入れると、読み込んだ画像を「Input」として利用するようになります。
以下のような場面でとても有効です。
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下絵、ラフ、写真などを元にアート風に仕上げたい
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ポーズや構図を維持しつつ、作風だけ変えたい
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前に生成した画像を“微修正”して別バージョンを作りたい
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手描きのラフを「それっぽい」イラストに変換したい
🧪 補足:チェックを入れると何が起こる?
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UI上で画像が読み込まれている場合、それが **「Input画像」**として処理されます
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同時に、「Image-2-Image Denoise」や「Start Step」などの設定項目が影響を持ち始めます
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チェックを入れ忘れると、たとえ画像を読み込んでいても 無視されてしまう ので注意!
☑ 使用例(実用シーン)
🎯「ラフを美術風にしたい」
→ 描いたラフ画像をInputに → Image-2-Image
チェックON → Promptで「watercolor art style」などを追加
🎯「前に作った立ち絵の髪型だけ変えたい」
→ 画像読み込み → Image-2-Image
チェックON → Promptで髪型指定
🎯「ラフをイラスト化したい」
→ 手描きラフ画像をInputに → Image-2-Image
チェックON → スタイルや補正で調整
☑ まとめ
「Image-2-Image」チェックボックスは、Fooocus-MREの本気のコントロール力をフルに活用するためのキーです。
読み込んだ画像を生かした補完生成を行いたいときは、必ずONにしてください!