最近運が悪い気がする、仕事や恋愛がうまく行かないと感じる時、厄年の影響や健康の不安がある時、厄除けや運気を良くするお守りに興味がわくことがあるのではないでしょうか。
神社でのお祓いやお守り以外に、手軽に持つことができるパワーストーンがあります。ブレスレットやアクセサリー、数珠などに使われることが多いです。
パワーストーンには、邪気を払う魔除けの効果があるとされる石が存在します。厄災を避け、運気を良くする天然石には、どんな種類があるのでしょうか。
ここでは、厄年や邪気払いに役立つパワーストーンについて紹介していきます。
儀式や魔除けに使われるさまざまな石について
天然石は、世界中で古くからさまざな方法で使われ、特別な価値を持っていました。
これらの石の歴史は古く、多くは神聖なものとして見られ、神や霊的なものの象徴として尊ばれてきたとされています。
ラピスラズリ
ラピスラズリは、仏教では瑠璃と呼ばれ、七宝の一つに数えられてきました。また、ギリシャ、ローマ、古代エジプトでは神の代わりとして儀式や魔除けのために使用されています。
また、ラピスラズリは、古代インドやペルシャで「悪霊から守る石」として知られ、邪気払いのお守りとしても珍重されていたそうです。
日本では、縄文時代から矢じりの材料として使われたオブシディアン(黒曜石)が、魔除けや占いの儀式で用いられることもあったとされています。
オニキス
古代から、戦士が護符として使ったり、王族が魔除けの装飾品として身に着けたりするなど、多様な石が利用されてきました。
文化や時代によって多少の違いがあるものの、天然石は世界中で「邪悪」や「魔力」から守るためのものとして用いられたのです。
現代においても、その効果は変わらず、持ち主を災難から守るとか、願いを叶える力があると信じられています。
実際に物理的な危険を避ける、仕事や恋愛の面での人間関係の問題を解決するなど、守護と願望成就の役割を持つとして人々に親しまれているのです。
運気を整えるのに適した石について
では、持ち主を災いから守るとされ、運気を向上させる石には何があるのか、探ってみましょう。
マラカイトの特性と使い方
マラカイトは、昔から魔除けとして重宝され、強い邪気をはね返す力があるとされています。
邪悪な存在や悪意を持つ人々を寄せ付けない効果があるのです。また、持ち主を守るために、危険が迫った時に自らを破壊して警告するともいわれています。
心と体のバランスを整えるヒーリング効果も備えていて、安定した状態を保つのに役立つでしょう。
お守りとして持つ際は、厄災を遠ざける「目」の効果を最大限に活かすために、明瞭な模様のあるものを選ぶことが推奨されます。
スモーキークォーツの特徴と用途
スモーキークォーツは、浄化効果の強い水晶の一種で、特に邪悪な力を払う効果が高いとされています。
歴史的には、ケルト民族が悪霊から身を守るために使用していたとされています。
この石は、持ち主を他者の悪意や霊的な影響から保護する護符として高い効果を発揮します。
さらに、大地とのつながりを強める効果があり、精神的なネガティビティを減少させ、不安や恐怖を和らげる効果が期待されます。
心の安定を促し、穏やかな日々を送るために役立つ石として知られています。
翡翠(ヒスイ)の由来と現代での役割
翡翠は、静かながらも強力な護符として古くから重宝されてきました。特に東洋や日本では、縄文時代から勾玉として使用されている歴史があります。
この石は、持ち主をさまざまな災難や危険から守り、安全を保つ力があるとされているのです。
特に、物理的な危機からの保護に優れており、翡翠を身につけていた人々が飛行機事故や火災から無事でいたというエピソードもあります。
冷静さや忍耐力をもたらし、危機を判断して回避する力を高めるといわれている翡翠。健康と長寿、幸福のお守りとしても知られており、特に年配の方や家族への贈り物としても人気です。
モリオン(黒水晶)の特性と利用方法
モリオンは、邪気を払う石の中でも特に強い力を持っているとされています。
邪気や悪念、悪霊、悪意などのマイナスのエネルギーを強力に跳ね返し、持ち主を守る効果があるといわれているのです。
その力は非常に強いため、原石を家の中に置くことで、持ち主だけでなく家全体の守護をしてくれるともされています。
不要な要素を取り除き、新しいチャンスや幸運を引き寄せるスペースを作る効果があるため、運を呼び込むのに役立つでしょう。
安全で安心な生活を送りたい人にとって、大きな支えになる石です。
厄除けのお守りとしての石の選び方
私たちは日々、他人や環境の影響を受けて生活しています。時にはこれらの影響が災いとなり、困難をもたらすこともあります。
厄年やトラブルは誰にでも起こり得るものですが、パワーストーンのような心を安定させるお守りを持つことで、これらの悪影響を避け、事態をよい方向に導くことが可能です。
石を選ぶ際は、直接手に取り、自分に合った相性の良い石を探すと良いでしょう。