「しだれ桜は聞いたことがあるけれど、それのもみじバージョンってこと?」と、疑問に思いながら、平(たいら)方面から県道240号線を通って渡辺町へ向かいました。
「シダレモミジ」の矢印看板にしたがって県道を左に折れると、道は急に狭くなります。指定された駐車場に車を停めて、案内看板の通りに歩いていると、突然目の前に紅く染まった大樹が、、、
今回は、「こんなモミジって本当にあるんだ」、と思わず口に出してしまった国指定の天然記念物「中釜戸(なかかまど)のシダレモミジ」を紹介していきますね。
シダレモミジはここ!アクセス方法を紹介
車で行くなら:常磐自動車道いわき湯本ICから車で約15分
電車で行くなら:JR常磐線泉駅からタクシーに乗って約10分
住所:福島県いわき市渡辺町中釜戸字表前117-2
問い合わせ:いわき市文化振興課 TEL:0246-22-7544
公式ホームページ:https://kankou-iwaki.or.jp/spot/10209
目の覚めるような紅と白のコントラスト!圧巻のシダレモミジに感動
まるで、白い大蛇がくねっているような真っ白な樹幹に、傘をさしているかのように真っ赤なモミジが広がっています。
こんなモミジ、こんなモミジがあるなんて、想像したこともなかったです。紅葉といえば、山全体が紅色に染まっているイメージでしたから。
樹木単体で、こんなにキレイなモミジがあるなんて、本当に感動です。一緒に建っている古いお堂が、またいい雰囲気をかもし出していますよ。
県道240号線から山側の方面へ
シダレモミジの姿に感動!
「中釜戸のシダレモミジ」は、イロハカエデの突然変異種とのことです。
樹高は6.8mもあり、幹周りは3.5m、広がっている傘のようなモミジは東西で10mもあります。
昭和12年(1937年)に、国の天然記念物に指定されました。見頃は11月下旬から12月上旬です。
古いお堂との組み合わせが渋すぎです
ほかにも単体で生えているモミジがあります
観音堂から向かって左側には、こんもりとしたモミジが生えています。
こちらも、かなりの大きさのモミジですが、シダレモミジのようにねじれた幹ではないですね。枝も垂れてはおりません♫
おわりに
今回は、福島県いわき市の渡辺町にある「中釜戸のシダレモミジ」を紹介しました。
今まで、モミジというと、山全体の風景しかイメージしたことがありませんでした。しかい、今回のモミジは単体の巨木です。まるで、しだれ桜が真っ赤に染まっているかのようでした。
真っ白で、ねじれた幹もちょっと異様です。ひと目みるだけで、国の天然記念物に指定されているわけが実感できますよ。