冬の訪れとともに、人だけではなくわんちゃんや猫ちゃんも、厳しい寒さを乗り越えるための準備が必要 です。
というのも、冷え込む朝の散歩や乾燥した室内の空気、それに雪や氷に覆われた外の環境など は、わんちゃんや猫ちゃんにとって、ストレスや健康のリスクの原因となり得る からです。
そこで今回は、わんちゃんや猫ちゃんが冬を安全で快適に過ごすためのケアについて徹底ガイドします。また、家の中での快適な温度管理や、冬の特有の健康リスクへの対処法も紹介します ので、ぜひ参考にしてください。
冬のペット服とは?ペット服の必要性や着せる際のポイントを解説
今や、カラフルなペット服を着たわんちゃんや猫ちゃんは、珍しくもなくなってきました。とくに寒い季節などには、普通に見かけることが多いのではないでしょうか。
ここでは、なぜペット服が必要な理由や、正しい服のサイズの選び方、それに服を着せるときのポイントなどを紹介していきます。
ペット服の必要性を解説!体温保持と皮膚の保護
ペット服はただのファッションアイデムではありません。実は、わんちゃんや猫ちゃんの健康や快適さを維持するためには 、とても大切なものなのです。
ペット服の役割りには、「体温の維持」「皮膚の保護」「事故の予防と安全性の向上」 などがあります。
体温の維持
身体が小さかったり短毛種だったりするわんちゃんや猫ちゃんは、体温を維持するのが困難になることがあります。
そのため、寒い季節の散歩などには、ペット服を着せて身体を暖かくすることで低体温症のリスクを小さくする 必要があるのです。低体温症は、深刻な健康リスクとなり得るので注意しましょう。
皮膚の保護
冬の季節に散歩などをさせると、雪や雨、さらには道路に散布された除雪剤などの化学物質が、わんちゃんや猫ちゃんの皮膚にダメージを与える 可能性があります。
また、冷気や乾燥によって、皮膚の乾燥やひび割れを引き起こす こともあるのです。
ペット服は、これらの外部からの刺激や乾燥から、ペットの皮膚を守ってくれる大切なものです 。
事故の予防と安全性の向上
冬になると、日の出が遅くなったり、日が沈む時間が早くなったりして、いつも散歩している時間が薄暗くなっている場合があるでしょう。
そのようなとき、反射材が付いたりネオンカラーだったりと、目立つペット服 を着ていると、視認性を高めて交通事故などを減少させる ことができます。
以上のように、ペット服は、わんちゃんや猫ちゃんにとって冬の季節における重要なアイテムの1つです。冬を乗り越えるために最適な服装を選び、寒さや外部の刺激から守ってあげましょう 。
わんちゃん・猫ちゃんのおすすめ服装を紹介
ここでは、冬の季節に暖かさを約束してくれる、わんちゃんや猫ちゃんのおすすめ服装を紹介していきます。
わんちゃんにおすすめの服装
■ダウンジャケット
体温を保つのが苦手な小型のわんちゃんには、暖かみのあるダウンジャケットは最適です。フード付きのダウンジャケットなら、頭もカバーできるので、特におすすめ です。
■セーター
伸縮性のあるウールやアクリル製のセーターがおすすめ です。フィット感がよくて、動きやすさも確保できます。
■ブーツ
ブーツは、足元の保護には欠かせません。わんちゃんの足を、寒さや除雪剤から守ってあげましょう 。防水・防寒機能付きのブーツがおすすめ です。
■レインコート
レインコートとは、雪や雨の中での散歩に適した防水機能のあるコートのことです。特に、大型のわんちゃんには必需品といえます。
■ベストタイプ
胴体を中心に暖めるベストタイプの服は、とても動きやすくておすすめです。
猫ちゃんにおすすめの服装
■ベストタイプ
よく動く猫ちゃんには、動きやすいベストがおすすめです。室内で着るのにも適しています 。ケガをしたときなどに傷口を保護するのにも役立ちます 。
■足元を出せるワンピース
足元を出したまま、体全体をカバーしてくれます。毛が短い、または寒さに敏感な猫ちゃんにおすすめです。
■ネックウォーマー
猫ちゃんの首周りを暖めてくれる ネックウォーマーです。外出する時や部屋がまだ暖まっていないときに役立ちます 。
下の製品は犬猫兼用のネックウォーマーです。
わんちゃん猫ちゃんともにおすすめのアイテム
■反射材やLEDライト付きのアイテム
反射材やLEDライトの付いたアイテムを服などに付けると、散歩しているときの安全性を高めてくれます 。わんちゃんや猫ちゃんの両方におすすめ のアイテムです。
ちょうどよい服とは?正しいサイズの選び方を解説
わんちゃんや猫ちゃんの服を選ぶ際には、素材やデザインは大切です。そして、同じように重要なのがサイズといえます。サイズが合わない服は、動きにくくなったり摩擦による皮膚トラブルの原因になったりする ので要注意です。
■測定するときのポイント
わんちゃんや猫ちゃんがリラックスしているときに測定するのがポイント です。柔らかいメジャーを使って、体に密着しすぎないように測定しましょう。
■測定する部分
- 背丈:首の根元から尻尾の付け根の部分までの長さを測る
- 胸囲:前脚の後ろの、一番広い胸の周囲の長さを測る
- 首周り:首の一番太い部分の長さを測る
■サイズ表との照合
購入する商品のサイズ表をしっかりと確認しましょう。
照合する際は、最も近いサイズを選びます。特に胸囲は重要 です。小さすぎてわんちゃんや猫ちゃんが苦しんだりしないように、注意深く照合しましょう。動きやすさを考慮して、少し余裕を持ったサイズを選ぶことがおすすめ です。
ただし、あまりにも大きすぎると、脱げやすくなったり不快に感じたりする可能性があるので、注意しましょう。
■試着について
お店で購入するときは、できるだけ試着させてもらい、フィット感を確認するようにしましょう。ネットなどでの通販の場合は、事前に返品・交換ポリシーを確認しておくと安心です。
わんちゃんや猫ちゃんの服を購入する際のサイズ選びは、その後の快適さや健康状態に大きく影響 しがちです。適切なサイズを選び、冬の過ごしやすさをサポートしてあげましょう 。
服を着せるときのポイントと注意点
わんちゃんや猫ちゃんに服を着せるのは、冬の寒さや外的な要因から守るための有効な手段です。しかし、着せるときのポイントと注意点を把握していないと、ペットが不快感を覚えたり、ケガの原因になったりする ので、注意しましょう。
服を着せる際のポイント
■着せるタイミング
服は、わんちゃんや猫ちゃんがリラックスしているときや、あまり活動していないときに着せる のがおすすめです。
特に、初めて服を着るなら、最初は短い時間から始めます。そのあと、わんちゃんや猫ちゃんの反応を見ながら、徐々に慣らしていきましょう。
■着せ方
頭から着るタイプの服の場合は、丁寧に頭を通してから、前脚、後ろ脚の順に通していきます。服にベルトやボタン、ファスナーが付いている場合は、それらがペットの皮膚に直接触れないように注意 しましょう。
■動きやすさの確認
服を着せた後に、わんちゃんや猫ちゃんが違和感や不快感を感じていないかを観察しましょう 。特に、歩行時や走っている時に、服が引っかかったり動きが妨げられたりしていないかが重要 です。
服を着せる際の注意点
わんちゃんや猫ちゃんに服を着せる際に注意しなければならないことは、以下の4点です。
- キツすぎていないかをチェックする
- 同じ服を着せっぱなしにしない
- 服の中の虫などを定期的にチェックする
- 高温の場所や直射日光のあたる場所での長時間の使用は避ける
服があまりにもキツすぎると、血行を妨げる危険性 があります。また、同じ服を着せっぱなしにしないのは、皮膚トラブルを防ぐ ためです。
服を着せたまま高温の場所や直射日光のあたる場所に長い間置いておくと、正常な体温調整ができなくなります 。熱中症が発症する危険性があるので、要注意 です。
快適な冬の環境とは?室内の温度管理や乾燥対策を紹介
寒さが厳しくなると、わんちゃんや猫ちゃんは部屋の中にこもりがちになることが多いでしょう。
ここでは、室内でのわんちゃん・猫ちゃんの健康と快適さを保つための適切な温度や、暖房器具の安全な使用法などを紹介していきます。
健康と快適さのために!ワンちゃん・猫ちゃんに適切な室内温度を紹介
わんちゃんや猫ちゃんの健康と快適さを考える時、室内の温度をどのくらいに設定してあるかは、非常に大切です。特に、寒さが厳しい冬の室内の温度管理は、注意しましょう。
ここでは、わんちゃんや猫ちゃんが冬を快適に過ごすための室内の適切な温度について、紹介します。
わんちゃんの場合
わんちゃんが快適に過ごせる室内の温度は、20~26℃ とされています。この温度の幅は、わんちゃんの毛の長さや体の大きさ、それに品種(出身地)による差 です。
毛が短く身体も小さなわんちゃんは、より寒がりですので、室内の温度は範囲内で高めに設定してあげましょう。また、寒い国や地方が生まれ故郷のわんちゃんは、やや低めの温度を好みます。
たとえば、シベリアンハスキーやアラスカンマラミュートなどがそうです。
猫ちゃんの場合
猫ちゃんの場合も、室内の温度は20~26℃ がよいとされています。猫ちゃんは、高温が苦手の場合が多く、低い温度には意外と強い のが普通です。
だからといって、温度が低すぎると風邪をひく恐れがあるので注意 しましょう。
寝床を置く場所についての注意点
暖房器具で部屋を暖める場合、暖まり方が均一でなく、ほかよりも冷えてしまう場所があります。たとえば、ドア付近や窓際など です。そのような場所に寝床を作るのは避ける のをおすすめします。
また、ヒーターの風が直接当たるような場所は、思ったよりも温度が上がってしまう 場合もあり危険です。寝床を作るときは、できるだけ温度が均一になってくれる場所を選びましょう 。
油断大敵!暖房器具の安全な使用法を解説
寒い冬には、暖房器具は生活に欠かせない必須アイテムです。ここでは、わんちゃんや猫ちゃんと一緒に暮らしているときに気をつけるべき、暖房器具の安全な使用法を解説します。
暖房器具の置き場所
暖房器具は、わんちゃんや猫ちゃんが直接触れることがないような、安全な場所に設置 することが大切です。もしもそれが無理な場合には、フェンスなどを利用して暖房器具の周りに空間を確保する ようにしましょう。
このようにすれば、わんちゃんや猫ちゃんが元気よく走り回っても、暖房器具にぶつかるようなリスクを抑えられます。
通電部分の保護
暖房器具の電源コードやコンセントが、わんちゃんや猫ちゃんの届く範囲にあるときは注意しましょう。特に、かじる習性が強い場合 は、より注意しなくてはなりません。コードをかじって中の芯に触れたりすると、電気ショックを受けるリスクがある のが理由です。
そのため、かじられる危険性のある場所のコードには、配線モール(ケーブルカバー)を付けましょう 。保護カバーは、ホームセンターやネット通販などで手に入ります。
熱による火傷の防止
ヒーターやストーブの表面は、非常に高温 になります。好奇心の強いわんちゃんや猫ちゃんが火傷をするのを防ぐためにも、安全ガード(ストーブガード)やフェンスを利用 しましょう。
安全ガードやフェンスも、ホームセンターやネット通販で手に入れられます。
乾燥対策!湿度計や加湿器を活用しよう!
冬は、乾燥しがちな季節です。私たちでもクリームなどで保護しないと、手などはすぐにカサカサになってしまいます。
わんちゃんや猫ちゃんにとっても、冬の乾燥は健康に影響を与えるリスクがあるので要注意です。特に、皮膚や呼吸軽へ悪影響が心配されます。湿度計や加湿器を活用して、冬の季節も快適に過ごせるようにしてあげましょう。
湿度計の設置
室内を適切な湿度に保つには、湿度計を設置することがおすすめです。快適に過ごせる室内の湿度は、50~60%前後とされています。室内の湿度がこの範囲に保たれているかは、湿度計があれば常にチェックすることが可能です。
加湿器の設置
■加湿器の選定
加湿器は、わんちゃんや猫ちゃんがいる部屋の大きさに合わせて選ぶ ことが重要です。適切な加湿量を得られる製品を選ぶ ようにしましょう。
また、加湿器には、超音波式やスチーム式など、いくつかの種類があり、特徴も違います 。たとえば、スチーム式の加湿器からは暖かい湯気が発生しますが、超音波式にはそれはありません。自身やペットの生活環境に合わせて製品を選ぶことが大切 です。
■加湿器の設置場所と使用タイミング
加湿器も、設置場所の考え方は基本的に暖房器具と同じ です。わんちゃんや猫ちゃんが近づきにくい場所に設置しましょう。電源コードも、配線モールを利用してカバーするのがおすすめ です。
加湿器は、夜間に積極的に使うと効果があります 。これは、夜間は乾燥が特に進みやすいのが理由です。
■加湿器の定期的な手入れ
わんちゃんや猫ちゃんが快適に過ごすためにも、加湿器の定期的な手入れは大切といえます。というのも、加湿器には水を利用するため、カビや雑菌が繁殖しやすい のです。加湿器の内部やフィルターを定期的に丁寧にクリーニングする ようにしましょう。
冬のペットの健康管理とは?おもな健康リスクや健康のチェック方法を解説
ここでは、冬に多く発生しがちな健康リスクや、日頃の健康チェックの方法、そして獣医さんに診てもらうときのポイントなどを解説していきます。
わんちゃん・猫ちゃんの冬の健康リスクを解説
冬の寒さや乾燥のしやすさ、そして冬特有の生活環境は、わんちゃんや猫ちゃんの健康に影響を及ぼすリスクがあります。ここでは、それらの健康リスクを解説していきます。
低体温症
私たちは、寒さのために体温が下がると、低体温症になる場合があります。これは、わんちゃんや猫ちゃんも同じです。低体温症に有効な対策は、以下の3つです。
- 屋外で活動させる時間を短くする
- わんちゃんや猫ちゃんに暖かいペット服を着せる
- 室内の温度を適切に保つ
皮膚の乾燥やひび割れ
冬は乾燥しやすいため、わんちゃんや猫ちゃんの皮膚や肉球が荒れやすくなります。効果的な対策は、以下の2つです。
- 加湿器を使用して室内の湿度を調整する
- ペット専用の保湿クリームを使用する
アレルギー反応
冬は、わんちゃんや猫ちゃんが室内にいる時間が増える場合が多いでしょう。すると、ダニやハウスダストなどによるアレルギー反応が起きやすくなるリスクがあります。以下が、効果的な対応策です。
- 定期的に掃除と換気をする
- ペット用のベッドやマットにダニよけ用のシートなどを利用する
凍傷
寒い冬に長時間散歩させたり、雪の中で遊ばせたりすると、わんちゃんや猫ちゃんの耳やしっぽ、それに肉球などが凍傷になるリスクがあります。効果的な対策は、以下の2つです。
- 散歩するときは暖かい服を着せ、場合によってはブーツを履かせる
- 帰宅したら、体をしっかりを乾かしてあげる
以上のように、冬の季節にはいくつもの健康リスクが考えられます。わんちゃんや猫ちゃんの健康と安全を守るためにも、日々のケアや注意を怠らないようにしましょう 。
病気を予防しよう!冬の季節に適切なサプリメントを紹介
冬の季節は、寒さや乾燥、それに外出の制限などから、わんちゃんや猫ちゃんの食事や栄養バランスに変化が生じる可能性があります。
ここでは、冬の間のわんちゃんや猫ちゃんの健康を守り病気を予防するための、適切な食事や効果的なサプリメントを紹介していきます。
エネルギー摂取量を調整する
寒い時期は、体を温めようとして取り入れるエネルギー量が増加する場合があります。また、寒いためにあまり外出しなくなるわんちゃんや猫ちゃんもいるでしょう。
あまり動かなくなるうえに食べる量が増えると、肥満になる危険性があります。そのため、食事量や栄養バランスを見直して、過剰摂取を避けるようにしなければなりません。
必要なビタミンやミネラルを補給する
冬の時期は、わんちゃんや猫ちゃんの皮膚や体毛の健康に、特に注意が必要です。
皮膚や体毛の健康を維持するためには、オメガ3脂肪酸やビタミンE、亜鉛などを含む食材やサプリメントの摂取 をおすすめします。
関節の健康をサポートする
寒くなると、関節に負担がかかることがあるので注意が必要です。特に、高齢の場合は、関節にトラブルを起こすリスクが増える傾向にあります。
関節の健康をサポートするためにも、グルコサミンやコンドロイチンを含むサプリメント を補助食品として摂取することがおすすめです。
免疫力を向上させる
冬は、風邪や感染症が流行る季節です。わんちゃんや猫ちゃんも、免疫力を高める必要がでてきます。
免疫力を向上させるには、プロバイオティクスやビタミンCを含む食材やサプリメント を積極的に取り入れることがおすすめです。
以上のように、冬の季節にはわんちゃんや猫ちゃんの体調管理に特に注意が必要です。そのためにも、食事やサプリメントを通じて、必要な栄養素をバランスよく摂取するようにしましょう。
冬を楽しく過ごそう!散歩するときの注意点や室内での遊び方を紹介
わんちゃんや猫ちゃんにとって、冬は危険がいっぱいです。
ここでは、冬に散歩するときのポイントや、雪や氷の上で遊ぶときの注意点などを解説していきます。また、外に出られないときに室内でできるおすすめの遊びや運動も紹介 しているので、ぜひ参考にしてください。
滑り止めや足元の保護が大切!冬の散歩のポイントを紹介
冬の散歩や外出には、寒さによる凍結や雪など、路面の変化によるリスクが考えられます。ここでは、わんちゃんや猫ちゃんの安全のために、冬の散歩の注意点を紹介します。
■滑り止めの対策
わんちゃんが散歩するときに、専用の靴やブーツを履かせる ことで、滑りにくくすることができます。靴やブーツは、足元の保護にも有効 です。
■肉球の保護
冬の路面の冷たさや雪での冷えを防ぐため、肉球を専用のクリームやローションでケア してあげましょう。散歩後は、融雪剤などから保護するためにも、きれいに拭いてあげる のが基本です。
■環境の確認
冬の散歩の際は、あらかじめ氷や雪、凍結箇所など路面の状態を確認し、滑る場所は避ける ようにしましょう。また、極端に気温が低い日は、散歩の時間を短縮して低体温症に備える のも大切です。
■服装の工夫
寒がりなわんちゃんには、散歩用の暖かいコートやセーター を着せてあげましょう。
■安全の確保
冬は明るくなるのが遅くて暗くなるのが早いため、早朝や夕方の散歩の際には車などからの視認性に気をつけましょう 。対策としては、明るい服装にしたり、反射材やLEDライトなどを利用したりする のが有効です。
これは、冬だけではなく、散歩をするときは常に気をつけましょう。
雪や氷で元気に遊ぼう!注意点やアフターケアを解説
雪や氷の上での遊びは、わんちゃんや猫ちゃんにとって新しい経験や楽しい時間になることでしょう。しかし、安全に楽しむためにも、適切な対策や注意点を知っておくことが必要 です。
■雪の状態を確認する
まずは、雪の硬さを確認しましょう。降りたての柔らかいのですが、降ってから時間の経った雪は、氷ったり硬くなっている ことがあります。わんちゃんや猫ちゃんが走り回る際のケガの原因になるため、注意が必要です。
また、雪の下には岩や突起物、ガラス片などが隠れていることも あります。十分に注意しましょう。
■氷上で遊ぶ場合は慎重にする
氷の上で遊ぶのは、氷が割れるなどの危険を伴います 。そのため、まずは氷の厚さや強度を確認 しましょう。わんちゃんにはリードを付けて、何かあったらすぐに助けられるようにしておく ことが大切です。
■肉球の保護
雪や氷の上で遊ぶ際は、肉球の乾燥やひび割れ 、それに低温や融雪剤からの刺激 に注意が必要です。肉球保護用のクリームやペット用の靴を利用 しましょう。
■遊んだ後のケア
雪や氷の上で遊び終わった後は、ペットの体を十分に乾かし、足や肉球に付いた雪や氷をしっかりと取り除いて あげましょう。融雪剤や塩分が付着している可能性がある ので、肉球や足を清潔な水でていねいに洗い、十分に乾燥させます。
雪や氷の上での遊びは、わんちゃんや猫ちゃんにとって楽しい経験を与えるでしょう。しかし、放任してはいけません。大切なのは安全と健康です。十分な注意と、遊んだ後のケアを忘れないようにしましょう。
屋内でも楽しく遊ぼう!体を動かせる遊びや知的なトレーニングを紹介
冬の寒さが厳しい日や雨の日など、外での遊びが制限 される日は多いですが、屋内でもペットと楽しく過ごす方法はたくさんあります 。
ここでは、わんちゃんや猫ちゃんが、屋内でも十分に体を動かせる遊びや、知的なトレーニングのアイディアを紹介していきます。
体を動かせる遊び
■フェッチ
フェッチとは、「取ってこい」を意味する言葉です。屋内でも、軽いボールやぬいぐるみを使ってフェッチの遊びを楽しむことができます。ボールを上方へ投げて、飛び跳ねさせるようにする遊びもおすすめです。
■かくれんぼ
これは、飼い主が隠れてわんちゃんや猫ちゃんに見つけさせる遊びです。または、おもちゃやごほうびを隠して探させるのもよいでしょう。
■障害物レース
家にあるクッションや箱を使って障害物コースを作成してあげましょう。わんちゃんや猫ちゃんは、なぜか障害物を乗り越えたがる傾向があります。
知的なトレーニング
■トリックの練習
「おすわり」や「ふせ」などの基本的な命令から始め、少しずつ難易度を上げていきます。新しいトリックを覚えることは、わんちゃんや猫ちゃんの脳を刺激するよい方法です。
■パズルトイ
おもちゃの中におやつを入れて、ペットに取り出させるパズルトイは、知的刺激を与えるとともに食事の楽しさも増しますよ。
■名前を覚えさせる
おもちゃに名前をつけて、その名前を呼びながら取らせるトレーニングをしてみましょう。数個のおもちゃを使って、それぞれの名前を正確に覚えさせるのは、なかなかに難しい挑戦です。
屋内での遊びやトレーニングは、外に出られないわんちゃんや猫ちゃんを適切に運動させ、心身の健康を維持するために非常に有効です。わんちゃんや猫ちゃんの性格、好みに合わせて、さまざまな遊びやトレーニングを試してみましょう。
終わりに
今回は、わんちゃんや猫ちゃんが冬の厳しい寒さを乗り越えるための、ケアの方法を紹介してきました。
また、激しい雪などで外出が制限された日も、身体がなまらないように、屋内で楽しめる遊びやトレーニングも紹介 しています。
寒さの厳しい冬の日々も、わんちゃん・猫ちゃんの心身の健康を保ちながら、毎日をより楽しく充実させ、質の高い時間を過ごしましょう!